総入れ歯を検討されている方にとって
「総入れ歯は、歯を抜くの?」
「総入れ歯の費用はどれくらい?」
「総入れ歯ってどれくらい期間がかかるの?」
などと気になる点、不安になる点がたくさんあるかと思います。
今回は、初めて総入れ歯をお作りになる方向けに、大泉学園の石橋デンタルクリニック大泉のケースをご案内します。
目次
1:抜歯のご承諾(まだ歯が残っている方)
まだ歯が残っている方が総入れ歯を作られる場合には、総義歯にするためにどうしても必要になる抜歯のご承諾をいただきます。ご承諾をいただいたのちに、入れ歯の制作に入ります。まずは「型採り」になります。
抜歯について
「どうしても抜きたくない」「体質的に抜けない」といった方もご安心ください。
もちろん根っこがしっかりしている歯であれば、残した方がいいことが多いので、当院では「抜歯ありき」のご案内はしていません。
たとえば、根を残した状態で上部分を削り、その上にふたをすることで、歯を抜かずに総入れ歯を利用することができます。
また総入れ歯ではなく、残っている歯を利用して安定させる「部分入れ歯」をご案内することもあります。
ただ、たとえば「1本しか残っていない」というような状態だと、その1本に引っ掛けて部分入れ歯をつくっても、どうしてもずれたり、その歯にすごく負担をかけてしまう場合もあるので、その場合は総入れ歯の方が安定しやすいです。
2:「抜歯をする前に」抜歯を前提とした総入れ歯の制作
型を採った後は、噛む位置の記録を取ったり、入れ歯の歯を並べる「排列(はいれつ)」といった制作手順を経て、入れ歯が完成します。
もしかしたら不思議に思われるかもしれませんが、実は抜歯をする「前」でも、抜歯をした後を想定した総入れ歯をつくることができます。
そのため、入れ歯ができて装着するその日まで、抜歯をする必要はありません。
3:入れ歯の完成&装着
入れ歯が完成したあとに、ご承諾いただいた抜歯をして、その場ですぐに入れ歯を装着します(これを「即時義歯」と言います)。
総入れ歯のための抜歯と入れ歯装着は同じタイミングですることができますので、ご安心ください。
「即時義歯」は、入れ歯ができたあとに、抜歯と同日に装着できるという意味です。入れ歯をできるまでには診察・型取り・製作が必要で、製作には3-4週間程度必要になります。初回来院時にその日に新しい入れ歯ができる、ということではありません。
入れ歯の完成までの期間
入れ歯ができるまでの期間としては、初診からおおよそ3−4週間といったところです。
料金・費用(保険の利用)
当院では、もちろんご本人のご希望によりますが、基本的にまず「保険で入れ歯を作ります」ので、自己負担率にもよりますが、概ね1万円から1.5万円前後になるかと思います。
もちろん保険には作り方や素材に指定された条件があるので、「最高品質の入れ歯」をつくることはできませんが、それでも最初の入れ歯の場合は、患者さまが急いでおられることも多いこともあり、保険の入れ歯をご案内しています。
とはいえ保険だからといって、手を抜くことは決してありません。
しっかり噛み合わせを確認し、できる限り最適な入れ歯をつくることで、安定度合いも、噛みやすさも話しやすさも、これまでに体験されたことのない総入れ歯をお作りします。
自費の総入れ歯について
保険の入れ歯を数ヶ月から半年ほどお使いになるうちに、少し気になる点がでてくる方もいらっしゃいます。
その場合、保険でつくった総入れ歯を使いながら、噛み合わせを調整し、完璧に噛める状態になったところで、今度は入れ歯を自費で作ることができます。
この入れ歯は、ナッツのような固いものから、海苔のようなくっつきやすいものまで、なんでも安心して食べることができ、また見た目も美しい、入れ歯の匠の技術を結集した最高品質の入れ歯です。
この場合の費用は、上下それぞれ35万円からとなっています(利用する素材等によって料金が変わります)。
すでに他院の入れ歯をお使いの方も歓迎です
石橋デンタルクリニック大泉では、すでに他院でお作りになった入れ歯をお使いの方も歓迎です。
「今までお世話になった歯医者さんを裏切ることになってしまうのでは・・・」とお感じになる方もいらっしゃいますが、治療の無理強いは決してしませんし、ちょっとした調整で見違えるほど使いやすくなるケースもたくさんあります。
ぜひお気軽にお問い合わせください。