例えば、噛み合わせを原因とした頭痛によくあるのが、「側頭筋（そくとうきん）」という頭の両側にある筋肉が緊張している、というものです。
この筋肉は、あごの骨を動かす役割があり、噛み合わせがずれることで、あごの骨が左右対称に動かなくなります。
その結果、側頭筋に異常な負荷がかかり続けることで緊張し、それが頭痛につながっているということがよくあります。
ただ噛み合わせを原因とした頭痛の場合は、薬を飲んでもマッサージをしても治ることはありませんし、MRIを撮っても「異常なし」と言われることでしょう。
この場合は、緊張している原因となっている、噛み合わせのズレを取り除いてあげることが必要となり、歯科医師のみが対応できる治療となります。
噛み合わせのずれがからだの不調に影響があるとはなかなか想像つかないですよね。当院の患者さんも説明すると驚かれる方が多いです。
噛み合わせがずれる原因は様々です。例として生活習慣や、日常生活での悪い姿勢、歯が欠けたのを放置していたり、歯の食いしばりなどが原因として挙げられます。
しかし、意外と多いのが歯の治療をしたことによって噛み合わせがずれるケースです。これは歯医者が噛み合わせを適切な状態に調整できなかったことが原因です。
残念ながら、日本では噛み合わせに関する知識と経験が豊富な歯科医師は少ないのが現状です。
ありませんか？
虫歯の詰め物をしたあとに、「歯をカチカチしてください」と言われ、赤いセロファンのようなものを噛んだことはありませんか？あれは、まさに噛み合わせを調べています。
その際、治療した歯以外の歯（反対側の歯）も調べてもらえていますか？ほとんどの歯科医院では、治療した歯だけを調べていると思われます。
歯医者さんに「噛んだ時に違和感がある」と伝えた時に、あっちを削ってこっちを削っての繰り返しをされてしまうこともあります。
それは、その歯科医師に噛み合わせ治療においてしっかりとした理解と根拠がなく、場当たり的な治療になっているからです。
院長はじめ、当院の歯科医師は専門の研修を受けており、豊富な現場での経験によって、噛み合わせに関しての高度な理解と対応技術を持っています。
そのため患者さんの不調の原因となっている噛み合わせの診断・鑑別に自信があります。正しい治療には正確な診断が不可欠です。
当院の歯科医師は、治療経験も豊富なため治療技術にも自信を持っています。
たとえば、一般的には噛み合わせの調整（咬合調整）というと、「削る」ことをイメージされるかと思いますが、当院では「足す」ことで調整することが多いかもしれません。これには知識と経験が必要です。
患者さんになるべく負担をかけない治療の選択ができることも、石橋デンタルクリニック大泉の特徴です。
当院の噛み合わせ治療は保険内での治療が可能です。治療内容にもよりますが、金額の説明も治療前にさせていただきますのでご安心ください。
本格的な治療がご希望の方は自費での治療が必要となる場合がありますが、必ず治療内容や金額はご説明いたします。
患者さま目線での治療
症状が改善されたかどうかは、患者さまが感じていることが一番正確だと思っています。違和感や痛みなどがの不調がある場合は、やはりどこかに不具合があり、原因があるものです。
当院の治療では、歯科医師の治療・意見を押し付けたりはしません。「まだ不調が残っているけど、何回も同じことを言いづらい…」と思わずに、些細なことでもなんでもご相談ください。
歯の治療後の噛み合わせに違和感を感じたことがありませんか？もちろん慣れた位置から正常な位置にもどることでの違和感であれば問題ありません。
ただそうではなかった場合、その不快感を放置すると顎関節症を発症してしまう可能性があります。
噛み合わせはすべての歯科治療の根幹だと考えています。入れ歯でもインプラントでもセラミックでも虫歯治療でも、歯の噛み合わせを無視した治療はできません。
噛み合わせ治療の知識と経験が豊富な当院にぜひご相談ください。
- 1996年 日本歯科大学新潟歯学部卒業
- 1998年 ブローネマルクシステムインプラント認定医
- 2000年 厚生労働省認定 歯科医師臨床研修指導医
- 2010年 スウェーエデン王立ウメオ大学にて研修
- 2012年 石橋デンタルクリニック大泉・歯科インプラントセンター設立
- 2013年 東北大学歯学博士課程 卒業（歯学博士号取得）
- ブローネマルクインプラント認定医／公認インストラクター
- 厚生労働省認定 歯科医師臨床研修指導医
- 東北大学大学院歯学研究科 口腔器官構造学分野所属
- 日本口腔インプラント学会
- 財団法人歯科医療研修振興財団（厚生労働省後援）プログラム責任者
からだの不調が「噛み合わせ」を原因とするものかどうかをしっかり見極めてから、治療をおこないます。
不調が出始めた直前に、「入れ歯を作った」「歯の詰め物をした」「抜歯をした」「歯を削った」「インプラントにした」という場合は、噛み合わせが原因であることが多いのは事実です。
しかし万が一噛み合わせ以外に原因がある場合、改善しないどころかさらに悪化してしまいかねません。当院ではまず噛み合わせを確認し、不調の原因を探ったうえで判断します。
上下の歯を動かす筋肉をリラックスした状態にするため、正常な噛み合わせの位置を探ります。中には、普段の噛み合わせの位置と全然違う方もいらっしゃいます。
正常な位置に噛み合わせを固定するマウスピースを作成します。
2〜3週間ほど就寝時にマウスピースを装着します。
噛み合わせの位置を正常にすることで体の不調が改善したら、噛み合わせのずれが不調の原因ということになりますので、そこで初めて「咬合調整」と言われる治療を開始します。
言い換えると、マウスピースをつけなくても常に噛み合わせが正常な位置に固定されるための治療になります。
具体的には、歯を削ったりあるいはプラスチックで歯を足すことで調整しますが、当院では削るよりも「足す」治療が多いかと思います。これだけで症状が改善される方も多いです。（即日対応可能）
咬合調整で症状が改善される方が多いですが、根本的にお悩みを解決するため、必要に応じてより本格的な治療をおこないます。
具体的には、インプラント・入れ歯の作り直し・セラミックなど、患者さんの状態とご希望に応じて幅広く対応可能です。
内容によって自費治療となります
マウスピースを作り、正しい噛み合わせと誘導することで、噛み合わせ不良による体への影響を改善することが期待できます。
正しい噛み合わせの位置にしっかり合うように、噛み合わせに影響している原因の改善（入れ歯を作り直したい、インプラントや矯正のやり直しをしたいなど）をご希望の場合は、自費での治療になります。
決して自費治療を無理にお勧めすることはありませんので、ご安心ください。
マウスピースで症状が改善し、ご満足いただけた場合は治療を終了することも可能です。
院内は開放感のあるゆったりした空間。
バリアフリーの通路もありますので、車いすやベビーカーをご利用の方もスムーズに移動することが可能です。
診療室・カウンセリングルームは全て「半個室」または「個室」となっています。
